完成後、表にはでない仕事。
でも、現場での感謝の声が、
承認欲求を満たしてくれる。

建築施工図
/ M.Y

関東ブロック 横浜支店 / 2008年新卒入社 / 建築デザイン工学科卒

これまで印象に残っている仕事は?

初めてひとりで常駐した、特別養護老人ホームのプロジェクトです。建築施工図を自分だけのスキルと判断でまとめ上げ、責任を感じる仕事でした。なにより、ただ手を動かすだけでなく、プロジェクトの現場責任者や職人さんとコミュニケーションを取りながら、より分かりやすい建築施工図を仕上げる過程は勉強になりました。その特別養護老人ホームがどのように使われているかを知りたくて、今でもたまに、ホームページを覗いていますね。

仕事のやり甲斐は?

工期も短く予算にも限りがあり変更も多い、いわゆる厳しい現場。そんな現場で、お客様とやり取りを重ねながら、自分からも様々な提案を行い、最善の建築施工図を作る。竣工したときに「M.Yさんでなければ、終わらなかったよ。いてくれて本当によかった」という言葉を頂いたときは、やり甲斐を感じます。
人は誰しも、大なり小なり承認欲求を持っています。この仕事は、その承認欲求を満たしてくれます。完成後には表に出ない仕事かも知れませんが、現場ではしっかりと認められます。大変であればあるほど「やって良かった!」と感じるし、それを糧に次の現場も頑張ろうと思えます。

池下設計で働くことで、どう成長した?

池下設計は大きなプロジェクトに携わることも多く、社員数人からなるチームで現場に常駐することが多々あります。そこで、先輩たちと一緒に動き、働き方を学べるのは大きなメリットです。
最初はオペレーターとして指示通りに施工図を描いているだけでいいかもしれませんが、年次を重ねるとそうはいきません。設計者や施工者、上司とコミュニケーションを取り、本質を理解して仕事を進める必要が出てきます。私も最初の頃は口下手であまり説明が上手くありませんでしたが、マネージャーが論理的に話をして仕事を進める姿を実際に見て、それを真似しているうちに、理路整然と分かりやすく説明できるようになりました。

キャリアプランをどう考えている?

池下設計の評価制度はわかりやすいのが特長です。自己評価と上長の評価を照らし合わせた査定を行い、一定の評価を得られると昇進する仕組みです。次のステップを目指すにあたり、どういったスキルや資格が必要なのかを明確にしてくれます。
私は今、30代半ば。社内業務を覚えて管理職になるのか、常駐を続けて技術を究めて現場で上を目指すのか、まさに分水嶺です。まだ迷っているところはありますが、次のステップは自分の意志で選べるので、上司とも相談しながら納得いく道を選びたいと思います。