事業譲渡により、
新しく池下設計の社員に。
設備設計図をけん引する逸材。

設備施工図
/ M.S

東京設備支店 第2技術グループ / 2020年中途入社 / 建築科卒

池下設計に中途入社した経緯は?

元々、働いていた日本設備企画という会社が、池下設計に建築設備施工図の事業を譲渡した関係で中途入社となっております。池下設計で1年ほど働いた印象ですが、社員同士の情報共有が充実していると感じています。定期的なリーダー会議の開催や業務報告書の共有、社内SNSの活用などによって、自分が所属するグループだけでなく、ほかのグループの状況も確認出来ます。私はグループリーダーも任されているので、メンバーの状況を把握して、アドバイスができるように務めています。

現在の業務内容は?

空調や消火設備、給水配管といった設備に関する施工図、いわゆる設備施工図の作成です。例えるなら、現場で設備を施工する作業員が作業をしやすいように、専門的な設備設計図を分かりやすく翻訳する仕事です。ただ単純に翻訳するだけでなく、施工する空間に最適な設置方法や無駄な設備の有無まで考えて、必要があれば新しい提案も行います。
スペース的に設備を上手く収めるのが難しい空間に、無駄なく綺麗に配置できる設備施工図を描き、「上手く収まったよ」とか「作業しやすかったよ」と言われると、頭を悩ませてよかったと嬉しくなります。

中途入社組としてどんな強みを持っている?

図面を3次元で処理するツール『3DCAD』を使用して、建物の構造や空間を理解した設備施工図を作成できることです。作成の際には、細かい部分や架台図など手を抜かずに作成することを心掛けています。
設備施工図は建築施工図よりも3DCADの活用が早く普及したのですが、現在は、建築施工図でも多くの現場で3DCADの導入が進みつつあります。せっかく日本設備企画と池下設計が一緒になったので、今後は設備施工図で培った3DCADの技術を建設施工図にも活かせるように、情報共有を進めていきたいと考えています。

これからの目標!

今後は3DCADに加えて、図面を含めたさまざまな情報を集約し一括で管理できるツール『BIM(Building Information Modeling)』の活用も増えてくると思います。池下設計でも重要視しているツールなので、私も早くノウハウを習得し、自らの成長につなげたいと思います。建築・設備両方の図面に関する知識をもつ人間がBIMを扱えば、最終的には建築・設備施工図を起こす作業も楽になるはずです。
設備施工図によって施工される設備類は、建物が完成したら目に触れない部分が多いです。しかし、建物の快適性や安全性には欠かせませんので、これからも誇りを持って業務に携わっていきます。